CBT対応の電子採点システム「CBT Scoring System(CSS)」とは
CBT対応の電子採点システム「CBT Scoring System(CSS)」とは、CBTで実施されたテストにおいて、キーボード入力された記述式問題の解答を効率的に採点するために開発されたシステムです。
CBT調査実施システムやCBT結果閲覧システムと連携することで、採点作業が必要なCBT調査でもスムーズな実施・運用が可能になります。
- CSSを活用したシステムモデル -
CSSのメリット
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ブラウザベースの利便性
ブラウザ上で動作するため、特別なソフトウェアのインストールが不要で、いつでもどこでも採点作業を行えます。
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デバイス対応
HD(1280×720)以上の解像度をサポートするデバイスであれば、様々な環境で快適に利用できます。
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効率的なデータインポート
CBT受検システムからAPIを通じて自動的に解答データを受け取れるため、効率的に採点業務を開始することが出来ます。
また、解答データ(CSV形式)の手動取り込みにも対応しています。
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正確性と一貫性
採点は、児童生徒一人ずつではなく問題ごとに一括で行えるため、採点のブレやミスを防ぎ、正確かつ一貫性のある採点を実現できます。
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自動採点の実現
一度採点した解答データは、アローリスト※に登録されます。
以降に取り込まれたデータに同じ解答があった場合、アローリストに基づいて自動的に採点が行われます。
アローリストに登録された採点結果を、修正することも可能です。
※アローリストとは、採点が完了した解答リストのこと。
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自動的な採点振り分け
事前に問題ごとに採点スタッフを設定しておくことで、解答データを取り込んだ際に自動的に採点スタッフへ採点が振り分けされます。
これにより、採点業務を大幅に効率化できます。
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柔軟なデータ処理
採点結果は、他のシステムへの送信やファイルとしての出力が可能で、後処理やデータ分析も容易です。
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数式での採点
文字だけでなく、数式を表示することも可能です。
これにより、数学的な表現を正確に扱うことが出来ます。
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熟練の採点スタッフが所属!
弊社熟練の採点スタッフによる採点も承っております。
採点だけでなく、結果資料の作成や分析も対応可能!
ご相談・お問い合わせは下記までお申し付けください。
株式会社学習調査エデュフロント
採点の流れ
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① 問題情報を登録
問題文や正答例、採点基準、配点設定などの問題情報のデータファイルをCSSに登録します。
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② 採点する解答データをインポート
採点する解答データは、手動でインポートするだけでなく、CBT受検システムから自動的に受け取ることも可能です。
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③ 採点する解答データを各採点者に振り分け
解答データがインポートされると、事前に指定した採点者に、自動的に解答データが振り分けられます。
また、事前指定した採点者とは別の採点者に振り分けを変更することも可能です。
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④ 採点
同じ解答を二人の採点者が採点することで、採点の正確性を高めます。
もし二人の採点者の間で採点に齟齬が発生した場合は、より熟練の採点者が最終判断を行います。
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⑤ 採点結果をエクスボート
採点結果を別のシステムへ送信することや、ファイル(CSV形式、JSON形式)として出力することができます。