サブタイトル 学校を変える・学校が変わる 特集内容 学習指導要領の大幅改訂をはじめ、少子化や急速な情報化など、学校現場は大きな 変革期を迎えている。この中で、学校はどのように変わっていくべきか、またその エネルギーはどこから生まれるのか。第14回教育シンポジウム in 東京「学力向上」 分科会は、「学校を変える・学校が変わる」をテーマに、「特別支援教育」「生活・ 総合」分科会に引き続いて開催された。 新学習指導要領の主旨や改訂のポイントを改めて問い直し、学校経営の視点から どのように組織的に取り組むか、また授業改善の視点からはどのように日々の授業に 具現化していくか、学習指導要領改訂に携わった研究者からの提言や、最前線の実践 報告を通じて総合的に考えていく。 目次等 【講演】 「学びの充実と学校改革」 無藤 隆 白梅学園大学 教授 指定討論「学校を変える・学校が変わる」 小森 茂 青山学院大学 教授 【実践発表】 「体験活動による言語活動の充実」 藤巻 稔 山梨県中央市立田富小学校 教諭 「川と大地 -学ぶことの必要性と意味が子どもたちに見える授業づくり-」 内藤 和久 山梨県中央市立田富小学校 教頭・山梨県中北教育事務所 学校教育 スタッフ指導主事(開催時) 「数学的活動を充実させるための工夫 -学習問題の「質」と協同学習に着目して-」 松本 光弘 千葉県八千代市立睦中学校 教頭 【全体講演】 「生きる力の育成をめざす『学校の教育課程』の編成」 加藤 幸次 上智大学 名誉教授 総括「シンポジウムを終えて」 寺﨑 昌男 財団法人 中央教育研究所 理事長 取材対象概要 日時:平成23年2月20日(日) 会場:十文字中学・高等学校 主催:財団法人 中央教育研究所 後援:東京都教育委員会,神奈川県教育委員会, 千葉県教育委員会,埼玉県教育委員会, 茨城県教育委員会,栃木県教育委員会, 群馬県教育委員会,長野県教育委員会, 山梨県教育委員会,新潟県教育委員会 東京教育研究所 ㈱学習調査エデュフロント 内容紹介 【本文より】 少子化が続く中、学校への期待はますます高まり、一人一人に確かな学力を身に つけさせることが自主的に問われてくるでしょう。また、厳しい国際競争を受けて、 企業間、個人間の競争も激しくなっていくのを背景に、幼・小・中・高・大学・ 大学院…とすべての段階で、実力を備えた人間の育成が求められています。そのような 中で、教員はしっかりと教える力を持った専門職でなければなりません。つまり、 如何に専門性を確立し、さらに専門能力を伸ばしていくかという、専門能力開発 (Professional Development(=以下PDと略))が問題となってきます。 ・・・・・・・・・・・・・( 中略 )・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 過去において、日本は授業研究や研修の充実、現場での実践的な教育改革などでは、 世界的にも注目される成果を上げてきたといえます。しかし、このような成果が今後 も維持できるかというと、難しい課題がいくつかありそうです。