機関誌エデュフロント バックナンバー

2009年5月 特別支援教育特集号Ⅹ

表紙

サブタイトル

第10回教育シンポジウムin東京レポート   子どもの学びとソーシャルスキルのための支援と体制づくり  ~新学習指導要領の意義と特別支援教育の理念を踏まえながら~

特集内容

 小・中学校等において、「学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)等を 含む障害のある児童生徒等に対して適切な教育を行う」などを定めた学校教育法 が施行されてから約2年。平成20年度3月に告示された小学校・中学校の学習指 導要領の「総則」で、「指導についての計画の作成等により障害の状態等に応じた 指導内容等の一層の工夫を図る」べき旨が規定されたのは画期的な出来事であった。 第10回教育シンポジウムin東京では子どもたちがそれぞれの個性に応じて学び に向かえるよう新学習指導要領のねらいと学校でできるソーシャルスキルを始めと した実効性のある指導のヒントが報告された。「特別支援教育特集」の第10弾では、 この模様を再構成してレポートする。

目次等

第1部 【行政解説】「新学習指導要領とこれからの特別支援教育」 石塚謙二 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官 【研究報告】「校内支援の体制の活用-他機関、保護者との効果的な連携のために-」 梅田真理 国立特別支援教育総合研究所 総括研究員 【実践発表】「LD等のある子どものための授業づくり-通常の学級との連携の あり方について-」 内田真弓 習志野市立大久保東小学校 教諭   習志野市立東習志野小学校 教諭(開催時)   日本LD学会S.E.N.S千葉支部会長 第2部 【特別講演】「気になる子への理解と指導の工夫-教室でできるソーシャル スキル・トレーニング-」 小貫悟 明星大学 准教授 第3部 【パネルディスカッション】「新学習指導要領とこれからの特別支援教育」    コーディネーター 石塚謙二    パネリスト 小貫悟、梅田真理、内田真弓

取材対象概要

日時:平成21年2月8日(日) 会場:文京学院大学女子高等学校・ジャシーホール 主催:財団法人中央教育研究所  後援:東京都教育委員会,神奈川県教育委員会,    千葉県教育委員会,埼玉県教育委員会,    茨城県教育委員会,栃木県教育委員会,    群馬県教育委員会,長野県教育委員会, 山梨県教育委員会    ㈱学習調査エデュフロント

内容紹介

(本文より) (発達障害のお子さんが「一番心配なこと」として訴えられることは、大きくは 社会性、言葉、学力、運動、注意、情緒の6つに分類されます。)今日はこの中で、 「社会性」を中心に据えたお話しになります。学校で社会性のつまずきがあると いうのを、もう少し具体的に言えば、たいてい「友人関係の不成立」と「集団行動 が取れない」という二つの問題を指します。これらの問題を解決する技法として、 ソーシャルスキル・トレーニングがあるのです。
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