サブタイトル 第8回教育シンポジウムin東京レポート 特別支援教育 ~一人一人の子どもへの実効性のある対応を~ 特集内容 平成19年度の特別支援教育の本格的な実施から、約1年。全国的な体制整備 が進む一方で、一人一人の子どもへの実効性のある対応が求められている。 第8回教育シンポジウムin東京では、さまざまな立場の講師陣より教育現場 における豊富な事例を基に、体制整備への取り組みや具体的な指導のヒントな どが報告された。パネルディスカッションでは、参加者からの質問も交えなが ら実践の中で生じる課題に提案がなされ、参加者は熱心に聞き入っていた。 本号では、当日の実践報告を中心に、内容をピックアップしてお届けする。 目次等 第1部 実践報告 「自治体における特別支援教育の推進 ―三鷹市教育支援プランより―」 田中容子 三鷹市教育委員会総合教育相談窓口主査 三鷹市教育支援コーディネーター 「特別支援学校の専門性とセンター的機能 ―取り組みと課題―」 安部博志 筑波大学附属大塚特別支援学校支援部教諭 「通常学級の指導における配慮と課題 ―学級経営の工夫―」 仁科由美 神奈川県横浜市立日吉台小学校教諭 第2部 特別講演 「発達障害の子どもたちへの理解と配慮の視点」 宮本信也 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授 第3部 パネルディスカッション 「特別支援教育~“一人で抱える”から“みんなで支える”へ~」 [コーディネーター] 石塚謙二 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官 取材対象概要 日時:平成20年2月17日(日) 会場:文京学院大学女子高等学校・ジャシーホール 主催:財団法人中央教育研究所 後援:東京都教育委員会,神奈川県教育委員会,千葉県教育委員会, 埼玉県教育委員会,茨城県教育委員会,栃木県教育委員会, 群馬県教育委員会,長野県教育委員会,山梨県教育委員会 東京教育研究所/(株)学習調査エデュフロント 内容紹介 (本文より) 特別支援教育の対象については、特別支援学級の子どもから、この子はど うなのかと迷う子どもまで対象に入れていただきたいと思います。障害の有 る無しに関係なく、スペシャル・ニーズに対応すること自体が学校の責務で す。ただし、すべての子どもに対して全く同じように対応する必要はありま せん。校内委員会、あるいはエリア内の協議会の中で相談して、それぞれの 子どもに最適と思われる支援をしていただければと思います。