サブタイトル 第3回教育フォーラムin広島・教育研究シンポジウムin庄内レポート これからの特別支援教育の課題と展望 -「一人で支える」から「チームで支える」- 特集内容 全国で特別支援教育の体制整備が拡げられる中、それぞれの地域の実情を 生かした独自の取り組みにより成果を上げている自治体や学校も多い。その 一方で、実際の子どもへの支援に悩み、保護者への対応に苦慮している教員 も多い。今後は、校内や自治体内の支援体制が十分機能するよう、「一人で 支える」体制から、学校全体や地域を巻き込んだ「チームで支える」体制へ の更なる充実が求められよう。 「特別支援教育特集」の第八弾では、広島と庄内で行われたシンポジウム での実践発表を紹介し、具体的な手立てへのヒントを探っていく。 目次等 第1部 第3回教育フォーラムin広島 「広島県における取り組みと課題」 玉木昌裕 広島県立教育センター特別支援教育・教育相談部指導主事 「岡山県における取り組みと課題」 関野茂夫 岡山市教育委員会指導課教育支援室長 Q&A「特別支援教育の課題と展望」 第2部 教育研究シンポジウムin庄内 「就学前の子どもへの支援について ―酒田聾学校の教育相談より―」 金子健 山形県立酒田聾学校教諭 「『一人で支える』から『チームで支える』―チーム朝倉の『一日一歩』―」 畑睦 秋田県横手市立朝倉小学校教諭 「仙台市発達相談支援センターにおける発達障害児への支援」 梅田真理 宮城県仙台市発達相談支援センター主査 「山形県の特別支援教育の現状と課題」 高橋真琴 山形県教育庁義務教育課指導主事 シンポジウム「幼児期・学童期の特別支援教育をどう進めるか」 取材対象概要 主催:財団法人 中央教育研究所 ◇第3回教育フォーラムin広島 日時:平成19年8月4日(土) 後援:広島県教育委員会,広島市教育委員会,山口県教育委員会, 島根県教育委員会,鳥取県教育委員会,岡山県教育委員会 ◇教育研究シンポジウムin庄内 日時:平成19年9月23日(日) 後援:山形県教育委員会,宮城県教育委員会,秋田県教育委員会, 鶴岡市教育委員会,酒田市教育委員会,庄内町教育委員会, 三川町教育委員会,遊佐町教育委員会 内容紹介 (第3回教育フォーラムin広島「特別支援教育の課題と展望」案内より) 現在、障害への理解や制度の見直し、教育システムの再構築、専門性を有 する人材養成等も含め、教育全体で取り組む体制を整えていくための具体的 な提言がなされ、様々な取り組みが始まっています。 今後は、特殊教育関係者はもちろん、これまで特殊教育には関わりの少な かった小中学校の校長先生や通常の学級担任の先生方にも特別支援教育の正 しい理解と効果的な教育実践の一翼を担い、苦戦している子どもたちに支援 の手を差し伸べて頂くことが益々必要になります。 本フォーラムでは、特別支援教育の実践指導者を講師陣に迎え、様々な立 場から現状と今後の課題について提言がなされますので、すべての教育関係 者に特別支援教育の理解と関心を高め、今後の教育活動の一助となれば幸い です。