2006年11月 特別支援教育特集号Ⅳ
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サブタイトル
第1回教育フォーラムin広島レポート
これからの特別支援教育-課題と未来を考える-
特集内容
平成19年度の体制整備を目指して、学校内や各地域においてさまざまな取り
組みが行われる中、法的な整備も進められている。本年4月からは、学校教育
法施行規則の一部改正により、通級指導の弾力的な運用が可能になり、来春か
らは、通常学級において、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高
機能自閉症等の発達障害のある児童生徒に対する適切な教育的支援を行うこと
が、法的に規定された。
このように制度が整備されていく一方で、指導の現場からは、児童生徒の理
解と支援のための専門的な知識や指導法、保護者への対応など、さまざまな課
題が寄せられている。
既存のシステムや地域の実情を生かした、より有効な支援のためのヒントを、
第一線の講師陣が紹介する豊富な実践例を基に探りながら、これからの特別支
援教育を考えていく。
目次等
第1部 講演
「特別支援教育の経緯と今後の課題」
柘植雅義 兵庫教育大学大学院教授
「学校や地域における体制準備 ~支援を実現するために~」
廣瀬由美子 独立行政法人国立特殊教育総合研究所教育支援研究部
小中学校等担当総括研究員
「発達障害のある子の困り感と教育支援」
佐藤曉 岡山大学教授
第2部 全体質疑
「これからの特別支援教育」
取材対象概要
日時:平成18年8月5日(土)
会場:安田女子大学まほろば館
主催:財団法人 中央教育研究所
共催:安田女子大学教育総合研究所
後援:広島県教育委員会,広島市教育委員会,山口県教育委員会,
島根県教育委員会,鳥取県教育委員会,岡山県教育委員会
内容紹介
(本文より)
特別支援教育のシステムは、地域によって取り組みにばらつきが見られるも
のの、平成19年度の目標に向けてできあがりつつあります。しかし、仕組みを
作ることは、あくまで基礎固めに過ぎません。大切なのは、その上で通常学級
の授業の質をいかに高めていくのか、そのために必要な指導内容、方法をいか
に工夫していくのかを考えることです。
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